昨今、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が長く続いていることに伴い、広く市民の生活や地域経済に大きな影響をおよぼしています。胎内市においても失業や収入減により生活費を切り詰めざるを得なくなって、生活困窮者相談窓口を訪れる、いわゆる相対的貧困者層の方の数が増えています。

 これまで、胎内市における生活困窮者に対しての食料支援を行う活動は、唯一胎内市社会福祉協議会において実施をしていますが、実態としてその多くが他市町村のフードバンクからの支援に頼っている状況となっています。

 胎内市フードバンク協議会は、「一般社団法人みらいず」「社会福祉法人胎内市社会福祉協議会」「特定非営利活動法人ミンナのチカラ」の3法人の共同事業として、お互いのノウハウを結集させてスタートします。胎内市内において、市民や農産物生産者、企業等から無償で提供された食料品や生活必需品などを、経済的な理由から支援を必要としているご家庭などに無償で提供するフードバンク事業及び寄附金などを活用して運営するこども宅食事業、それら社会福祉活動を通じて、生活困窮者の暮らしを支え、地域における見守りや支えあい活動の充実に取り組みます。

 このことから、市民や企業、各種関係団体からの協力を得ながら、食料支援の取り組みを推進する活動、そして地域の明るい未来を創造する組織(キボウのヒカリ)として、胎内市フードバンク協議会を設立するものです。

                    胎内市フードバンク協議会  会長 中村 淳